『ブラッド・ダイヤモンド』を観てきました。
ダイヤモンドをめぐる紛争を描いた社会派ドラマなのですが・・・
関係のない人たちがこんなに恐ろしい争いごとに巻き込まれていたなんて。
知らなかった。悲しくて涙が止まらなかった。
でも観てよかった。
映画を通じて現実を知ることができたから。
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舞台は1990年代後半のアフリカ、シエラレオネ。シエラレオネはアフリカ大陸の西側、赤道より少し北にある海に面した国、世界でもっとも平均寿命の短い国。
そしてダイヤモンドの埋蔵量が多く、反政府組織が紛争を起こして集めたダイヤは「紛争ダイヤ」「ブラッド・ダイヤモンド」(血で塗られたダイヤモンド)などと呼ばれ、非合法的に密輸される。
この映画は、ダイヤモンドの密売人(ディカプリオ)と、ピンクダイヤモンドのかたまりをみつけた黒人の男(ジャイモン・フンスー)の物語なのです。
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こんな争いが起きてしまうなら
みんなが、ダイヤモンドを買わなければいいのか?というとそれが解決策ではない。
きちんと取引をする制度を整えなきゃいけないのです。
今はキンバリー・プロセスという、紛争ダイヤではなくきちんと取引をしたダイヤを買いましょう、という制度ができたそうです。
アフリカの土がなぜ赤いのか?それはアフリカ人の流した血の色だから
そんなセリフがでてきて、悲しかった。
ちいさなこども達が安心して生活できる環境になって欲しい。
心からそう思いました。
「どんな悪人も、ひとつでも良い行いをすれば人生に意味がある」
救いのあるひとこと